イラン情勢と精神医療
イラン情勢と精神医療
私が韓国で見た光景
韓国では一足先に不景気が訪れていました。3月9日時点で日本のレギュラーガソリンは157円/Lでしたが、韓国の普通揮発油は1900ウォン(202円)でした。韓国では人口当たりの石油備蓄量が日本より少なく、北朝鮮との戦争が勃発した場合にも備えなければなりません。2020年のパンデミックでは石油が有り余っていましたが、今回は逆ですからね。
石油価格が上がると、物価高やリストラ、賃金引き下げなどが起こり不況になります。私は韓国ハーフなのでしばしば韓国に行くのですが、「賃貸」の文字が書かれた空きテナントを以前より多く見かけました。ソウル・江南にあったカラオケまねきねこも利用しましたが、今月で閉業するそうです。タクシー技士も大変と言っていたので、おつりはいらないと言いました。喜んでくれましたが、今度は私が大変になるかもしれません。
そして、失業者は野宿者(ホームレス)になる場合もあります。サムネイル画像では、深夜の地下街で寝る2人の野宿者が確認できますが、これは氷山の一角に過ぎません。この地下街だけで20名以上確認できました。韓国では日本より生活保護のハードルが高いのです。また、韓国では精神科病棟を廃止する動きもあります。一部は人権尊重のためと言われているそうですが、私が医学生以上の立場になったら一石を投じる予定です。
日本の精神医療への影響
最近の日本では生活保護に対して厳しい意見がありますが、それはホームレスや精神科患者の増加に繋がるのではないかと考えます。
不景気で苦しめられた人は最初に適応障害になるリスクがあります。そこならまだ引き返すのが比較的簡単です。しかし、そこで十分な治療・支援を受けられないと、うつ病や不安障害などを発症することがあります。アルコールや違法薬物に依存することもあります。希死念慮が現れるほど悪化すると、回復は年単位です。一生生活保護・障害年金ということもあります。そうなると日本社会としてもよろしくありません。私は早い段階での治療・支援が必要であると考えます。
都市部を中心に精神医療崩壊が起こる可能性も危惧しています。以下は、生成AIによる精神科患者数変化の推測です。
通常の景気悪化 +5~15%
大不況 +10~30%
社会危機 +20~40%
精神科病院とクリニックでは患者の増え方が異なると考えられます。おおよそは、先に軽症患者向けの精神科診療所が混み合い、徐々に入院可能な精神科病院も混み合っていくのではないでしょうか。私が入院していた精神科病院では、平常時でも救急急性期病棟は10日以上待たされます。今はどうなっているのか分かりません。今度院長に会ったときに聞いてみようと思います。患者が増えすぎてパンクすると、寛解した患者の受診間隔を伸ばすなどといった対策は行われるかもしれません。
精神医療者の役割
皮肉な話ですが、景気が悪くなるほど精神科患者は増えて精神医療業界は潤います。仕事量は増えますが全体の診療報酬も増えます。不景気で苦しめられた患者の治療を一生懸命することは言うまでもないですが、不景気で潤う立場として、それらを消費に回すという社会貢献も必要ではないでしょうか。
ガソリンを多く消費する高級車は買わない方がいいかもしれませんが、家族や友人と外食に行く、学会開催地で贅沢するなどは簡単です。投資信託に使うだけでも何もしないよりは良いと思います。
医療法人の役員だけがもらってはなりません。頑張った職員にも報酬を分配しましょう。みんなで、乗り越えましょう。
2026年3月13日 19歳