DSMにない神経スペクトラム症(仮)
DSMにない神経スペクトラム症(仮)
はじめに
DSMなどの診断基準に当てはまらない精神症状はたくさんあると言われています。ひとりひとり症状が異なるので、答えを出さない精神科医はたくさんいます。私が尊敬している主治医・院長にもそういった方針が見受けられます。患者が薬を飲むともっと分からなくなることがあります。
しかし、診断を求めて医療機関にやってくる患者はたくさんいるのではと考えます。患者や家族は症状を科学で説明してほしいのです。それに対し「分からない」と答えるのは、やむを得ないことではありますが、私が医療従事者になったら、なるべく避けたいものです。
診断が難しい患者について、「スペクトラム」や「ボーダーライン」を用いて、尺度で診断するというのはどうでしょう。「0または100」で考えるのではなく、「0から100のうちどれくらいか」で考えるのです。マイナスがあってもいいと思います。診断を複雑化するなと言われそうですが、人間の精神に関わる以上、仕方のないことであると思います。血液検査など客観的な数値を用いて表せたら最高です。医学部受験はそのためにも高度な数学を要求しているのかもしれません。
このエッセイで述べることも、将来の医学で否定されるかもしれません。その覚悟を持って投稿します。
失恋話を聞いてください
元カノ(と彼女は認めたくないそうだが)に1週間で縁を切られました。以前のエッセイ「男性恐怖症とストーカー規制法 」で述べた、閉鎖病棟で出会い、ともに切磋琢磨した彼女です。彼女は私のエッセイをいくつか読み、私の持論や行動力に感心したのかInstagramで連絡してくれました。「友達ならOK」と保険をかけられましたが。
しかし、一昨日の晩、突然LINEで私のSNSの使い方や行き過ぎた持論についてクレームを入れられました。「メンヘラ女子はモテるのか? 」とか「メンヘラ女子や可愛い女子に多いInstagramの使い方」などといった私の考え方がその時の彼女にとって猛毒でした。すみませんでした。読者の気を引くため表に出したのですがやりすぎでした。とはいっても、彼女は以前から私のそういった問題については知っていて、それを受け入れた上で仲良くしていたはずなのに…と引っかかります。
仲良く会話していた頃は、彼女も自分を受け入れていました。病識があったのです。ところが、クレームを入れた時は「精神疾患の人として関わらないでほしい」などと完全に病識が欠如していました。彼女は一昨日、前日の22時頃まで4時間しか寝ていない睡眠不足の状態にあったのです。
睡眠不足によって不安が解離に変わったのでは?過剰診断と言われそうです。次の章で詳しく語りましょう。
不安の延長に解離があるのでは?
私は彼女について、男性恐怖を含む不安と少し解離の傾向があるのではと思っていました。読者の方は「境界性パーソナリティ障害では?」と考える方もいると思いますが、それはニュアンスが違う気がするんですよね。根拠はいくつかありますが、プライバシーの観点から述べないでおきます。むしろそれは私の方が当てはまる気がする…
注目すべき点は、睡眠不足などによって不安症状が悪くなりすぎると「病識が欠如する」ということです。まるで性格が変わったようにです。以前の喧嘩では、私と楽しく付き合っていた記憶がなくなっていたこともありました。少しですが解離性の症状に当てはまっています。
大げさですが、もし私と言い争いになっていたら、彼女は生活史を忘れ(解離性健忘)、なんなら別人格が現れていた(解離性同一症)可能性もあるかもしれません。そうなると薬も簡単には効きません。
私の自説では、「不安→ボーダーライン→解離」とスペクトラムの中で症状が悪化していくのではないでしょうか。おそらく病識は負の相関です。彼女は睡眠不足によってそのうちのボーダーラインに移動したのかもしれません。
これからどうしようかな
彼女は歳を取ると対人関係に関する不安は安定する気がします。私もそうです。極論ですが、60代で「追いLINEが嫌」などと話す人はほぼいないからです。
私はそんな病気の彼女に恋しました。私は全ての精神科患者に対して「救いたい気持ち」を持っていますが、彼女は特別です。彼女は私に特別なものを与えてくれました。説明が難しい、というか書いていいのか分からないのです。「好きに理由はない」とでも申し上げておきましょうか。真実を突き止めたい名探偵プ〇キュアの島田駿一でもそれについては答えが出ません。
もちろん、絶対に医師と患者の関係で浮気したりしないと肝に銘じているので、その点についてはご安心ください。
いつか彼女は戻ってくる。絶対にこの敗北感を忘れない。彼女は私について「私のことを理解していない」などと言った。その言葉を忘れない。いつか戻ってくると信じて、今はひたすら医学部受験に励むしかない。
2026年2月2日 19歳