税金は精神科病院を介して返ってくる
税金は精神科病院を介して返ってくる
こんなことがよく言われる。
いや、ちょっと待ってほしい。ちゃんと経済は回っている。
どういうことか。生活保護受給者が精神科に通う。時に入院する。すると、診療報酬が医療扶助で支払われ、医師の給料になる。
医師がその金で1300万円の欧州車を買う。ディーラーが儲かる。ディーラーの従業員が寿司を食べる。寿司屋が繁盛する。
つまり、税金は精神科病院という中継地点を通って、経済に還流しているのだ。
日本に限らず、精神医療は景気が悪くなると患者が増える。
ストレス、失職、家庭崩壊、SNS疲れなど…
つまり、経済が悪化すればするほど精神医療業界は潤う。
その資金源の多くが、公的医療費=税金である。
生活保護は、経済と医療をつなぐ役割を担っている。
税金は、患者→病院→医師→消費というルートで回っていく。
精神科病院とは、ただの医療機関ではない。
経済を受け止め、分配し、静かに吐き出す心のATMである。
「お大事に」という言葉の裏で、今日も誰かの給料が振り込まれている。
以上のお話は、まだ私が医師でないから言えたことです。
2025年6月4日